文字列 | 1文字目 | 2文字目 | |
---|---|---|---|
1位 | MA | S* | *A |
2位 | RE | A* | *I |
3位 | LI | M* | *O |
4位 | CO | T* | *E |
5位 | MI | K* | *S |
1位は「MA」、2位は「RE」、3位は「LI」となった。詳しくは付属ファイルを確認いただければよいが、トップ10のうち、7位のSTを除く全てがカナ表記となっている。このことから、アルファベット表記の企業の多くが日本語のローマ字表記であろうことがわかる(MAは「Make」、REは「再び」を示す接頭詞、LIは「Limited」や「Live」などの英単語に使われるなど、英単語の一部である可能性も十二分にある)。
1文字目でもっとも使われるのが「S」、以下「A」、「M」、「T」と続く。「S」は文字列ではトップ5にランクインしなかったが、全体6位に「SA」、全体7位に「ST」がランクインし、4000件以上が7つあるなど、安定して上位に入っている。これは、日本で多い苗字である佐藤(1位)・鈴木(2位)・斎藤(資料によって前後するが10位前後)がSで始まり、イニシャルとしての需要が大きい点があげられる。
2文字目でもっとも使われるのが「A」、以下「I」、「O」、「E」、「S」と、5文字中4文字が母音となっている(残る「U」は「R」に次いで7位)。ローマ字表記や、イニシャル表記だとよく使われるのであろう。
文字列 | 1文字目 | 2文字目 | |
---|---|---|---|
ワースト1位 (1件) |
XQ XZ |
X* | *Q |
ワースト2位 (2件) |
VZ | Q* | *Y |
ワースト3位 (3件) |
YQ ZQ |
Z* | *Z |
逆に使われない文字。1文字目・2文字目・文字列ともに、Q、Y、Zが独占する形となった。9つの組み合わせのうち4つがランクイン(同組み合わせで最大がZZの35件、別の文字同士の組み合わせではQZの12件)した。
DVORAK研究者による文字頻度表によると、英語圏ではZ,Q,X,J,Kの順、日本語圏ではQ,V,F,P,Bの順で使われないようだ。後者はタイピングベースのため、小文字用のLやXは使っていないとのこと。
日本語だとザ行があるからZも健闘するかと思いましたが、よく考えたらザで始まる苗字ってないですね。真っ先に思い浮かんだのが某医療小説で知られる財前なので。後は、冠詞のザは「THE」ですし、そうでなくてもジは「JI」に流れるので。
上位率 (1文字目) |
1位-2位-3位-4・5位-6位以下 (単勝-連対-複勝- 掲示板-その他) |
上位率 (2文字目) |
1位-2位-3位-4・5位-6位以下 (単勝-連対-複勝- 掲示板-その他) |
A | 9-9-1-2-6 | A | 5-8-4-3-6 |
S | 7-5-3-4-8 | E | 6-1-1-7-11 |
M | 3-1-5-5-13 | I | 4-4-2-5-11 |
T | 0-6-3-4-14 | O | 2-4-6-7-7 |
I | 1-2-4-6-14 | - | 0-1-1-2-22 |
上位なし | Q,V,X,Z | B,D,G,J,Q,V,W,X,Z |
最後に競馬予想風に上位率を見てみよう。
1つ目の文字。Aは9つで1位、9つで9位につけている。やはり安定感がある。
S、Mも安定感がある。
Tは1位こそないが、2位・3位につける回数はそれなりに多い。
Q,V,X,Zは絶対数が少ないので消しが妥当か。
2つ目の文字では、母音が圧倒的に強い。但し、Uだけは「1-1-0-5-19」と成績が悪い。
他、母音×母音の組み合わせも「0-0-0-0-25」と相性が悪い。
2文字目で登場する「-」は、0-1-1-2-22。意外なところで健闘するのがいいんだよね。