狭山と入間。
狭山丘陵というのは入間市から所沢市西部、そして南は東京多摩方面まで広がるエリアである。
一方、入間というのは郡名(入間郡)に由来する広域地名。
しかし、これらはいつの間にか入れ替わってしまった。
「もしかして、俺たち(私たち)、入れ替わってる?」
狭山茶の栽培面積、生産高が大きいのは入間市。ついで所沢市、狭山市は3位だ。
これには深い理由がある。
かつて入間市は豊岡町、狭山市は入間川町と称した(なお、豊岡は現在も高校名などにその名を残している)。
しかし、これらが市に移行する際、入間川町は両町の合併を見越して先に「狭山市」という名称を選んだ。
しかし、結局合併は行われず、豊岡町は武蔵町の名を経て「入間市」となった。