県境において、最低賃金の差が大きいと、低いほうに住む住民は、バイトレベルであっても簡単に行ける高いほうへの通勤を行うことが考えられる。そう考えると、県境の差は大きいものである。一例として、熱海市では神奈川県湯河原町へ通勤する住民が多く、熱海市内においても神奈川県の最低賃金に準じた賃金を提示するところも存在する[1]。コンビニエンスストアでは最低賃金のものも多いが、1000円を提示する店も存在した。むしろ、沼津市などで900円~950円という店舗が多くみられた。
なお、以下のデータはいずれも2020年3月時点のものである。
以下、日本郵便の公式求人ページを参照した。
郵便局の場合、原則として、
となっている(これは求人サイトで見られるので、非公開情報でもなんでもない)。
一例として、八王子郵便局の内勤(受付・仕分け)は時給1040円であり、これは最低賃金1017円を切り上げた1020円に+20円したものである。これが銀座郵便局であると、1050円~1080円が提示されている。
例えば埼玉県にある東京北部郵便局(所在地は和光市だが、名前の通り東京23区北部の仕分け・配送を行う)の場合、時給990円~1010円が提示されている。もちろん東京都の最低賃金よりは低い(同程度)ではあるが、埼玉県の最低賃金926円を大きく上回る。また、これに対し、他の東京都に隣接する川口や新座でも950円なのに対し、和光郵便局では20円の割り増しがされ970円となっている。
とはいえ、これ以外の地域では、概ね上述の計算式のままであるようだ。
業種別に