韓国コンビニエンスストア勢力図
（한국 편의점 판도）

ビルダーのプレビューではハングルが文字化けしているが、私の保有するブラウザ（Chrome、Edge、IE、Opera、Firefox、Netscape）ではハングルの閲覧が可能。

（5/10）365plus、C SPACEを追加。Story wayは路線別店舗数のみしかわからないため除外。

目次

• 概要/傾向/余談

詳細ファイルはこちら

概要

都市部のGS25、郊外のCU（境界線修復が完了。画像出元はhttps://commons.wikimedia.org/wiki/File:Provinces_of_South_Korea.svg（User:Ksiom、CC BY-SA 3.0 非移植）です。この画像の転用（白地図化含む）についてはは同ライセンスで利用可能とします。）

店舗数

傾向

5社の総店舗数は45372店。これを人口5500万人で割ると、1212人/店と日本（約2225人/店、2019年）や台湾（約2211人/店）どころか、コンビニ運営の基準と俗に言われる「2200人/店」や、宮内・大城：2018で言及されている東京都のコンビニ密度を基準とした「1753人/店」をも大きく下回り、世界最大のコンビニ激戦区となっている。

全般的にCUは郊外部、GS25が都市部という区分けか。人口が集中する1道5市でGS25がCUの店舗数を上回る。それ以外の3市8道ではCUのほうが強い。しかし、店舗数は138店舗差にまで詰められており、逆転も時間の問題か。

3位のセブンイレブンは意外としぶとくどこの自治体でもそれなりの店舗を有する。

4位のイーマートは、しいて傾向を挙げるとしたら地方の中心都市で割と強い。

5位のミニストップは全州・光州で強い。韓国国内での全慶対立もある中で、全州は日本との関係がやや強いという一面もあるにはあるだろう。

6位のC-SPACE（表の順番では逆だがC-SPACEのほうが店舗数が多い）は済州を除く比較的全土に分布。7位の365PLUSはソウル・仁川・京畿道に一極集中で、郊外にはほとんど店舗を展開しない。

全道・市で上位3社がベスト3を独占する（大邱のセブンイレブン2位を除けば2強がベスト2を独占）。4位は慶州ら南東部や京畿道でイーマート24が、全州及び光州市でミニストップが4位となる。済州島には両社とも進出しておらず、大手3社のみとなっている。

企業別店舗分布

企業別店舗分布であるが、5社とも京畿道、ソウルの順に多いのは同じである。どの企業も両地区で4割強を占める。これは韓国の総人口に占める両地区の人口（約42.7％）とほぼ一致する。

但し、3位の店舗数が大きく変わってくる。上位4社が慶尚南道であるのに対し、ミニストップは全羅南道が全体の9%を占める。上述の通り、全慶対立の中で経済発展が遅く、他企業の進出も良くない全羅道で勢力を伸ばしたものとみられる。ミニストップは以下、光州市(6.47％)、忠清南道（6.01％）、全羅北道(5.82％)と南西部の道市が並び、5番目に慶尚南道が来る。

365PLUSは人口比率以上にソウル一極（約7割）であるが、C SPACEはほぼ人口比率通りだ。

余談

• GS25とセブンイレブン（韓）については日本のサーバーから繋がらなかった。そのため、VPNで韓国のサーバーから繋げてアクセスしている。
• それにしてもサイトの重いこと重いこと。GoogleのPagespeed Insightsで測ったところ、CUが37、イーマートが17ととんでもない記録を樹立してしまった模様。 ミニストップが67で、韓国大手5社では店舗数最弱ながら一番のサイト閲覧環境を誇る（）。
• 江原道（경기도）と京畿道（강원도）を間違えそうになる痛恨のミス。
• 首位のCUですら右クリック不可。世宗特別自治市は道市レベルの検索が不可能になっている。しかたないので郡区単位で検索をかけているが、どうも完全一致ではない模様（明らかに別の文字列の区すらある）。ちなみにCUはJSPを利用している模様。もう面倒くさいの全店舗数から他の道市の店舗数を引くことにした。
• 2位のGS25は（韓国外からのアクセス規制に目を瞑れば）閲覧環境はだいぶマシ。なお、ソウルが「서울시」、釜山が「부산시」などと表記されている。
• 3位のセブンイレブンはタイやフィリピン同様、地図と地名のみ表記で店舗数検索が難しい。しかも店舗数の多い京畿道、ソウルらは郡区単位の検索しかできない無能ぶり。→F12コンソールから「javascript:document.mapifrmAction.marketClick」(ポインターの部分)の回数を調べ、それを2で割ると数が導き出せる。
• 4位のイーマート24はCUやGS25と変わらず。
• 5位のミニストップもセブン方式。同じくF12から「cursor: pointer;」の回数をカウントし、4つ別の部分で使われているのでそれを引けば導き出せる。
• 業界5位のミニストップにはかねてより身売りの噂が立っているが、もし3位のセブンイレブンが買収した場合、店舗数では2強を抜かせないものの、全州2道と光州・大邱で逆転し、さながら朝鮮三国志（高句麗/百済/新羅）の様相を示して非常に面白いこととなる。まあ北（北朝鮮）に店舗を持ってたのは高句麗ポジションのGS25ではなく新羅ポジションのCU（旧ファミリーマート）なわけなんですが。
• 4位のイーマートを買収した場合。きれいに東西に分かれてこれはこれで面白い分布になる。店舗数ではセブンイレブンが1位となる。 なお、GS25が首位になるのはソウル特別市のみにとどまる。

世界コンビニエンスストア名鑑に戻る

「ちや14歳」トップに戻る